ルーフライニング（天井生地）の垂れ下がり、これはインテリアリペアの代表的な項目です。

経年劣化（熱、湿気、寒気など）により、ライニングとの接着面である生地裏面のスポンジが痩せ細り剥離する現象です。

使用されている生地は自動車内装専用の特殊な生地で、弾力あるスポンジと生地を圧着して製造されています。

リペア方法はズバリ『生地の張替え』です。

ベースライニングを取外しての交換作業となりますが、ここでひとつポイントがあります。

生地を剥がした際、ライニングに残っている接着剤を綺麗に除去しないと、新たな生地を接着してもその箇所からまた剥がれてしまいます。（ライニングが極端に変形している場合も同じ）

現在三郷店にて整備入庫中のクラシックレンジローバーで、オーナー様より追加のリペアオーダーをいただき作業中です。

張り替える生地は国産品で高品質。高熱となるルーフ部なので耐久性の高い接着剤をスプレー塗布して貼り付けます。

サンルーフシェードも同じく張り替えます。

純正色に極力合わせた生地を選択して、オリジナル感を損なわないようにしています。

作業後のリフレッシュ効果は一目瞭然で、レンジローバー本来の輝きを取り戻しています。

【クラシクレンジローバー/レンジローバー（ＬＰ、ＬＭ）　ルーフライニング生地張替え】

参考価格　120,000円

※生地本体はサイズに規格があり、素材や色をカスタマイズ希望の場合は特殊サイズが必要になる場合もあります。