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2010.03.21

ランドローバーのパーツ

Terrafirma

英国でも比較的歴史の新しい「Terrafirma」というブランドのパーツを取り扱う契約をした。先般、その打ち合わせで現地と電話をしたときのこと。私は英語が話せない。通訳さんの後ろには英語しか話せない現地スタッフの方がいる。
具体的な契約に関する打ち合わせをし、最後に私が相談したのは、日本語でカタカナで表現するには?ということだった。というのも、これを自然にローマ字読みすれば「テラフィーマ」、ところが、電話の向こうで言っている発音は「テレファーマ」のほうが微妙に近い。しかし、これでは日本のお客さまは迷うのではないだろうか?聞こえかたによっては「テラフィーマ」に聞こえるのならそれが一番理想的。しかし、受話器からは、どう贔屓目にみても「テラフィーマ」とは聞こえない発音が繰り返される。やはり、「テレファーマ」寄りである。
ところが、電話の向こうでは「どちらも違うよ~!」と、声を上げて笑っている。通訳さんは、無理に日本語読みしなくても、英語のままでいいじゃないか?と言う。しかし、そいういうわけにはいかない。日本では、時にはカタカナで表現しなくてはいけない場合もあるのだ。例えば、やがて「Terrafirma Japan」という組織名でもできた時には、電話帳でも50音で表現する必要がある。もちろん、それでなくても英語のままでは困ることが多い。永遠に英語のまま過ごすことからは逃れられないのだ。

『てレァフ(ィ)ゥぁ~(む)ァ、ですよカトゥさん!「fir」って日本語はないんですか?! 「fir」ですよ「fir」』。
『あったら困ってませんよ!「ファ」か「フィ」しかないんですから!』。仮に舌を丸めてもうまく発音できなっていうのに・・。こっちだって笑いたいよ!

もう、独断で決めるしかない。電話で何度も繰り返して発音してもらった。やはり「テレファーマ」と聞こえるのだが、ローマ字読みが間違いない。「テラフィーマ」だ。

 

『日本では「テラフィーマ」で行きますからね!笑わないでくださいよ!』
『分かりました。アハハハハハハハッ!』

Terrafirma=テラフィーマ

 

問答無用だ!テラフィーマに決定!
日本のみなさん、テラフィーマをよろしくお願いします。

 

 

今朝、家を出ると辺りが真っ白だった。黄砂かな?季節柄、真っ先にそう思ったが、白く見えたことと独特の喉の痛みも感じなかったので霧かとも思った。出社して、情報が届いてくると、これはやはり黄砂だと分かった。

 

 

 

おととい、展示場の商品車のボンネットが白く汚れていることに気づき、カメラに収めた。いよいよ黄砂か?!。ところが、気象庁の黄砂を見ても、中国の内陸地で僅かに記録されているだけで、日本上空には全くその印はなかった。それでも、この細かな砂粒の痕は黄砂に違いないだろうと思った。その矢先の今朝の襲来。今年に限っては不思議と喉の痛みを感じないのは幸いだが、あまり歓迎したくない春の風物詩である。

 

[記事執筆 加藤雅俊(レイブリック創業者)]

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