ちなみに、2005年以降世代のランドローバー(ディスカバリー3、ディスカバリー4、レンジローバースポーツ)はどうかと思い、調べてみた。なんと、過去にフューエルポンプのトラブルでエンジンが掛からなくなってしまった事例はレイブリックでは総入庫件数450件中一台もなかった。唯一、エンジン不調に陥ったクルマの原因としてフューエルポンプの吐出量不足が考えられたために交換した経験があるのみ。ランドローバー以外のクルマと比較してもフューエルポンプの信頼性は非常に高いといえるのではないだろうか。
STAFF NEWS スタッフニュース
2014.02.15
DATA
フューエルポンプはエンジンに燃料を圧送するための重要な部品である。故障してしまえばエンジンは止まってしまう。今日もレイブリックではの3rdレンジローバーのフューエルポンプ交換の作業を行った。3rdレンジローバーのフューエルポンプは、過去にもブログで何度も取り上げている内容だ。繰り返し記事になるということは、故障の頻度も高いのだろうか?実際にデータを取ってみた。
ランドローバーの他車種との比較をすると分かりやすいのだが、各車によって分布台数は大きく異なる。そのため、過去何年という一定期間でサンプリングしても故障の頻度を単純比較することはできない。そこで、車種ごとの入庫件数を基準にしてみた。
《3rdレンジローバー》
2012年7月から今日までの総入庫件数は200件。そのうちフューエルポンプの交換作業は8件。参考までに、その間のエンジンオイル交換は87件。
《2ndレンジローバー》
2011年3月から今日までの総入庫件数は200件。そのうちフューエルポンプの交換作業は2件。参考までに、その間のエンジンオイル交換は91件。
それぞれ、過去に遡ること200件の入庫データを割り出してみた。参考数値として出してみたのだが、エンジンオイル交換の比率は両者近い数値である。その中にあって、フューエルポンプの故障は3rdレンジローバーが8台に対し、2ndレンジローバーは1/4の2台だった。印象だけではなく、実際に3rdレンジローバーのフューエルポンプの故障頻度が2ndレンジローバーより高いことが分かった。
以上のことはひとつのデータとして参考になるが、単にフューエルポンプのみを取り上げただけであって、決してこれが3rdレンジローバーの全てを象徴しているわけではない。今後も機会があれば、様々な観点からランドローバー同士を比較してみよう。
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