それぞれ、過去に遡ること200件の入庫データを割り出してみた。参考数値として出してみたのだが、エンジンオイル交換の比率は両者近い数値である。その中にあって、フューエルポンプの故障は3rdレンジローバーが8台に対し、2ndレンジローバーは1/4の2台だった。印象だけではなく、実際に3rdレンジローバーのフューエルポンプの故障頻度が2ndレンジローバーより高いことが分かった。

ちなみに、2005年以降世代のランドローバー(ディスカバリー3、ディスカバリー4、レンジローバースポーツ)はどうかと思い、調べてみた。なんと、過去にフューエルポンプのトラブルでエンジンが掛からなくなってしまった事例はレイブリックでは総入庫件数450件中一台もなかった。唯一、エンジン不調に陥ったクルマの原因としてフューエルポンプの吐出量不足が考えられたために交換した経験があるのみ。ランドローバー以外のクルマと比較してもフューエルポンプの信頼性は非常に高いといえるのではないだろうか。

以上のことはひとつのデータとして参考になるが、単にフューエルポンプのみを取り上げただけであって、決してこれが3rdレンジローバーの全てを象徴しているわけではない。今後も機会があれば、様々な観点からランドローバー同士を比較してみよう。