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2018.03.22
ランドローバーのメンテナンス雨漏れ(仮)対策
今朝まで三日間、断続的に雨が降り続いた。
バンデンプラのセンターコンソールにはテディベアが居るのだが、一昨日の夜、熊の頭がびっしょりと濡れていることに気が付いた。
以前から雨がたくさん降った日などに時々フロントガラス付近から雨水が侵入することがあったが、あまり大量ではなかったので修理を先送りしていた。
しかし今回の熊の頭の濡れ具合いを見たら、さすがに手を打たねばと思ったわけである。
この時代のレンジローバーの場合、ここからの雨水侵入の原因はフロントガラスの接着不良が原因であることほぼ間違いない。怪しい箇所の内側から高圧エアを吹き付けると、ガラスの外側に空気が漏れてくることが確認できた。
この場合、本来なら一度フロントガラスを取り外し、古い接着剤をキレイに剥がした後にしっかりと貼りつけなおすのが正しい修理方法。
ただ、フロントガラスを取り外す際にガラスを傷付けたり、熱線が切れてしまうリスクがある。ガラス周囲のモールの再利用もできるかどうか定かではない。あらかじめ全てのパーツを準備しておけば問題ないのだが、当然のことだがコストが掛かる。
これはお客さまのクルマに対してはやらない方法だが、今回はガラスもモールも取り外さず、怪しい部分にシール剤を狙い撃ちして充填することにした。
写真には撮りにくかったので分かりづらいが、狭い隙間に細長いノズルを使ってピンポイントでシール剤を送り込むようにして充填したのである。しっかりと見えない場所なので半分ぐらいは手探りでの処理となったが、それでも手応えは十分。結果は次に雨が降ったときのお楽しみ。
繰り返しになるが、この方法はやってみないと直ったかどうかわからない方法なのでお客さまのクルマではやることはないと思う。今回はあくまで私のマイカーとしての処置なので、ご依頼があったとしてもレイブリックではお引き受けできないのでご了承のほどを。もしもご自身でチャレンジされる場合の参考にしてください。
[記事執筆 加藤雅俊(レイブリック創業者)]
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