本日の日本時間5時に、ランドローバー社より

新型レンジローバーのワールドプレミアがオンラインにて行われました。

つい先日、リーク画像を当ブログにて公表をしましたが

そのリーク画像の通り、まったく新しい第5世代レンジローバーとなりました。

第5世代レンジローバーは現行型（第4世代）のデザインを基本踏襲しながら

リダクションイズム（還元主義）の洗練されたデザインの元、まったく新しく特徴的なリアビューを持ち

世界のフラッグシップ・プレミアムSUVをリードするモデルだと実感しました。

レンジローバーをまったく知らない人にとっては、リアビュー以外は見分けが付かない人もいるかもしれません。

現行型のNEWレンジローバー・イヴォークもキープコンセプトのまま、リダクションイズムの元に、無駄を省いた、究極に洗練された美しいデザインでフルモデルチェンジをしました。

その流れのもと、NEWディフェンダーとともに、新しいランドローバーブランドへと刷新していくに相応しい

英国の伝統と革新性を体現させるような、他に例を見ないような素晴らしいフルモデルチェンジだと私は個人的に感じています。

より洗練された、美しいデザインを突き詰め

同時にまったく新しいデザイン言語（リアビュー）は、何処と無くNEWディフェンダーの縦に配置されたリアテールランプ郡を彷彿とさせるように、今後のランドローバーブランドを象徴とするデザインへと昇華していくのかもしれませんね。

さて、本日発表をされた新型の第5世代レンジローバーと、現行型の第4世代レンジローバーを画像で見比べてみたいと思います。

まずはフロントビュー。

こちらが第5世代レンジローバーのフロントビュー。

こちらが現行型の第4世代。

主な変更点としては（フルモデルチェンジなので全てが刷新されていますが）

ヘッドライト　…　左右先端がよりシャープになりました。

グリル　…　インサイドのハニカム模様がより幅広く、無駄が無くなっています。

SVモデルは、グリルの模様が直線的な配置となります。

バンパー形状　…　最新モデルらしく、よりシンプルなデザインとなりました。

また、第1世代（クラシックレンジローバー）から引き継がれる、クロムシェルボンネットの左右に、キャッスルコーナーと呼ばれる、凸状に競り出たコーナーデザインが見て取れます。

サイドビュー

第5世代レンジローバーはこちら

第4世代レンジローバーはこちら

ドアハンドル　…　レンジローバー・ヴェラールから始まった凹凸の無いスムース形状へ。

フロントからリアに伸びるセンタープレスよりも下側にドアハンドルが配置。

サイドベント　…　デザインの変更により、シンプル/モダンな印象になっています。

そして一番の変更点であり、賛否両論も分かれる特徴的なデザインを持ったリアビュー。

見比べるまでもありませんが、こちらが第4世代レンジローバーのリアビュー

特徴的なリアテールレンズ。他社ブランド含め、このようなリアフェンダー部分の膨らみを計画的に作り込みながら、リアボディ全体を包み込むように配置されたテールレンズを見た事がありません。

またリアバンパーもリアアンダースポイラーを一緒にさせたようなアグレッシブなデザインへと変更され、まるでリアバンパー自体が存在しないような先進的なデザインを取り入れています。

この特徴的なリアビューをみて、英国らしさを感じました。

伝統的なデザインや考え方に固執する事なく、かつ、伝統を守りながらの革新性・先進性を、躊躇する事なく提案し、世界へと発信していく様こそが、私が感じる英国らしさです。

その英国らしさを体現するような、思い切りのよい先進的なリアビューデザイン。

まるで他ブランド含め、高級フラッグシップモデルの”在り方”、”考え方”を自ら突き放すようにリードする、自信の現れ、意気込みのようなものを感じます。

それでいて、奇をてらったような奇抜すぎる、”気持ちの悪い”デザインではなく、

コンテンポラリーアートを彷彿とさせる、シンプル・モダンな、計算され尽くした緻密なデザインに、感嘆します。

最後に、インテリア。

第5世代レンジローバーがこちら

こちらが第4世代レンジローバーのインテリア

こちらの第5世代、新世代レンジローバーのインテリアは

ジャガー・ランドローバーに詳しい方であれば、想像通りのバージョンアップですね。

シフトノブ形状が新世代ジャガー・ランドローバーを象徴とした、重厚感のあるデザインになりました。

ステアリングホイールはフラッグシップモデルらしい、機能性と芸術性に秀でた唯一無二な形状となりました。

世界をリードする高級SUVフラッグシップモデル、レンジローバーらしい

素晴らしい成長を遂げた新世代レンジローバー。

早く実物を見てみたいですね。